オンラインカジノのゲームは信頼できるのか?
インターネット上のゲームにお金を賭けて遊ぶということは、初めて聞く人にとっては信じられないかもしれません。
なぜなら、それは現実世界で起きている賭けではなく、プログラミング上の仮想空間で行われている賭けだからです。
現実のカジノであれば、その場にあるカードやルーレットは本物ですし、ディーラーや他のプレイヤーも本物の人間です。
現実のカジノでも、イカサマはありますが、オンラインカジノの場合、そもそもの前提が違うのです。
プレイヤーが負けるように作られたゲームであれば、そもそも勝てるはずがありません。
そのようなオンラインカジノを信用してゲームをすることは、本当に安全なのでしょうか。
宝くじにイカサマはあるか?
公営の宝くじにイカサマがあるかどうかを考えてみてください。
例えば、当選する数字はあらかじめ決めておいて、その数字に該当する宝くじを販売しないといった方法を使えば、売り上げたお金はそのまま宝くじの団体の手元に入ります。
賞金を出す必要がないのですから。
しかし、そのようなことを宝くじ業界は行いません。
そんなことをしなくても十分に運営団体が儲かる仕組みが出来上がっているからです。
宝くじの払戻率は約50%です。
つまり、宝くじを購入した人の出したお金すべてを足した金額のうち、賞金として配当に回る金額が50%ということです。
のこりの半分は運営会社の手元に残ります。
これだけ稼ぐことができればそれで十分なのです。
下手にイカサマを行ってそれがばれてしまえば、宝くじを購入する人はいなくなり、今後はその宝くじは売れなくなるでしょう。
そこまでのリスクを背負って宝くじはイカサマをしません。
ここまではお分かりいただけましたでしょうか。
実は、まったく同じことがオンラインカジノにもいえるのです。
カジノがイカサマをしない理由
「ハウスエッジ」「ハウスアドバンテージ」という言葉を聞いたことがありますか?
カジノで行われるゲームは、基本的にディーラー側が有利になるような設定になっており、「ハウスエッジ」や「ハウスアドバンテージ」というのは、動いた金額のうち、カジノ側の収益になる金額の割合です。
ゲームによってその割合は変わりますが、もっとも低いもので0.8%。
高いものだと60%を超えるものがあります。
かなりの差がありますね。
しかし、60%といっても、宝くじと10%しか変わらないのですから、ギャンブルとしては成立するのです。
この「ハウスアドバンテージ」がある限り、カジノが損をするということはありません。
お客さんが賭けたお金の何%かがカジノ側の利益として常に入り続けるわけですから、カジノ側が最もほしいのは、一時のお金ではなく、お客さんの数なのです。
たくさんのお客さんが入り、たくさんゲームをしてくれれば、それに比例して胴元は儲かります。
オンラインカジノも同様で、ハウスアドバンテージは2%~5%です。
賭け金全体の中からそれだけ入れば元が取れるようにゲームを設定しておけば、イカサマなどする必要がないのです。